あの日見た戦場の光景を私達はまだ知らない。

こんにちは~!お久しぶりです。


お初の方は初めまして。

この度「平家物語REMASTER」に出演させて頂きます。

3回生の白石英流(シライシ エル)と申します。

よろしくお願いします*_ _)

ブログ担当は「ミックスカルチャー(2018年5月)」以来です。実に1年ぶり。

しかし私は演劇コース3年目の人間。色々なことに慣れ、多少は余裕をもってブログを書けるかと。貫禄を見せてやろうかと思います。

 

さてさて、絶賛稽古中の「平家物語REMASTER」ですが、今回は

①最近の稽古風景

②壇ノ浦に行った話

の豪華2本立てで(勝手に)お送りします。

写真もたくさん載せますので長文にはなりますが、最後まで楽しんでいってくださいナ。

 

まず、最近の稽古の様子です。

今週いっぱいはノトススタジオではなく、違う場所で稽古をしております。つまり美術がありません。あの面白い、魅力的な美術が。

あの魅力的な25度の傾斜…

滑られない…!悲しき…!f:id:miku392:20190607011210j:plain

(稽古はいたって真剣に励んでおります。)

というわけですので、役者の皆様は己の想像力をフルパワーに使い、美術がある体で稽古をしております。

とはいっても、実践経験は早く積みたいもの。早く美術ありきで稽古したいですねぇ。

これからの稽古もしばらくノトススタジオ以外の場所になりそうなので、想像力を目いっぱい膨らませて稽古頑張ります。

 

続いて、壇ノ浦にいった話。こっちが本題かも。

5月中旬、屋島へフィールドワークに言った時、私は思いました。

『壇ノ浦に行ってみたい!!!』

源平合戦最後の地、壇ノ浦に行き、勉強をしたい。

平家物語REMASTER」の参考にしたいと思ったのです。

というわけで、

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展望台から見た壇ノ浦 左の陸地が山口県 右が福岡県

(ドドンッ)

行ってきました。

山口県は下関、壇ノ浦へ。弾丸日帰りツアーで。

交通費往復2万円‼ですが、今回の公演の参考資料としてとても価値あるものでした。

前に堀クンがちらっと紹介していましたが、今回はもう少し深掘りしたいと思います。

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赤間神宮です。安徳天皇様が祀られている神社です。竜宮城のように華やかな建物ですね。帝が想像されていた水の都はこんな感じの場所だったのかなぁ…

ここには、平家一門のお墓もありました。通称、七盛塚。

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平家一門の墓(七盛塚)

知盛や教経を始めとした14名が供養されています。

ここには宝物殿もあり、重要文化財を始めとした貴重な資料に出会うこともでき、とても勉強になりました。

 

場所は変わってみもすそ川公園、並びに壇ノ浦古戦場跡。

壇ノ浦の戦いの戦場だった場所ですね。

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みもすそ川橋 現在、川は公園と国道の下に隠れている。

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平知盛

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源義経像 八艘飛びをしている姿

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安徳天皇入水像の碑 二位の尼安徳帝を抱いている


このような像や、安徳帝がお読みになった「今ぞ知る…」から始まる詩が刻まれている石碑、みもすそ川碑など、参考になる資料がたくさんありました。

 

同時に、かつてここで戦が繰り広げられていたのだと想像しました。数えきれない歴史が、ここ壇ノ浦で生み出されたのです。

壇ノ浦で起こったこと。眼前に広がる景色を前にして、たくさんの想像を膨らませました。弾丸ツアーでしたので、回れなかった場所も多々ありましたが、今回の「平家物語REMASTER」を公演するにあたっては、色々なものを吸収することができ、来る7月の公演、稽古の参考になったかと思います。

赤間神宮においては、誰一人怪我無く、無事に公演が行えるように願ってきました。公演終了後には、その旨について報告するため、もう一回壇ノ浦に行こうとも考えています。

ご来場される皆様には、以前投稿されたブログの屋島の景色、そして今回の壇ノ浦の景色を、こんな場所で、このようなことが行われていたのだと想像して頂きながら是非ご覧いただきたいと思います!

 

長々と失礼しました…

文字数にして1500字超(⁉)レポート書けるレベルでブログを書いてしまいました。

いつからここは旅ブログになってしまったのか……(;・∀・)

 

これだけ、今回の公演にとても熱意をもち、毎日の稽古を楽しくかつ真剣に取り組んでいるわけなのです。

次にブログを担当するときは自重しますね…

 

兎にも角にも、本番まで残り1カ月!少しづつ稽古も激しさを増してきますが、怪我と健康に気を付けて毎日頑張ってまいります!

 

そういえば詳細情報が解禁されましたね!同時に予約も6月7日10:00から開始されるようです!

席数には限りがありますので、お早めに予定を作っていただき、予約することをお勧めします(^-^)

それでは、この辺で!最後までご覧いただきありがとうございました!!!

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↓↓以下、公演詳細です↓↓

四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP)vol.16
平家物語REMASTER』
監修・補綴:木ノ下裕一 / 演出:西村和宏 / 出演:四国学院大学学生

様々な歴史が語り継がれる日本に残る軍記物語の一つ『平家物語』。
描かれている名場面の多くが香川県高松市を舞台に繰り広げられている。
歌舞伎独自の表現方法を使い、古語と現代語で語り継ぐ。

四国学院大学アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP/サープ)とは】
四国学院大学の身体表現と舞台芸術マネジメント・メジャーの学生が主体となって制作する公演。毎回、プロの演出家・振付家が大学内の施設に滞在し、学生キャスト・スタッフとともに一般観客の鑑賞に耐えうるレベルの高い舞台作品を創作することを目指し、2011年度より年2回のペースで公演を行なっております。

【木ノ下裕一プロフィール】
監修・補綴/木ノ下歌舞伎主宰
1985年7月4日、和歌山市生まれ。小学校3年生の時、上方落語を聞き衝撃を受けると同時に独学で落語を始め、その後、古典芸能への関心を広げつつ現代の舞台芸術を学ぶ。2006年に古典演目上演の監修・補綴を自らが行なう「木ノ下歌舞伎」を旗揚げ。
代表作には『黒塚』『東海道四谷怪談ー通し上演ー』『三人吉三』『心中天の綱島』『義経千本桜ー渡海屋・大物浦ー』等。
2015年に再演した『三人吉三』にて読売演劇大賞2015年上半期作品賞にノミネート。2016年に上演した『勧進帳』の成果に対して、平成28年文化庁芸術祭新人賞を受賞。2018年には渋谷・コクーン歌舞伎『切られの与三』の補綴を勤めるなど、外部での古典芸能に関する執筆、講座など多岐にわたって活動中。

【西村和宏プロフィール】
演出家/サラダボール主宰/四国学院大学准教授/青年団演出部/ノトススタジオ芸術監督
1973年生まれ。兵庫県出身。
1999年より川村毅氏が主宰する劇団第三エロチカで俳優として活動。2002年にサラダボールを立ち上げ、以降全ての演出を手掛ける。2005年より平田オリザ氏が主宰する劇団青年団の演出部に所属。2011年より四国学院大学身体表現と舞台芸術マネジメント・メジャー(演劇コース)にて教鞭を執る。これを機に活動の拠点を香川に移し、地域での演劇教育や創作活動を行なう。瀬戸内国際芸術祭参加や小豆島の島民と『二十四の瞳』を創作するなど市民劇の上演や高校生・市民向けのワークショップを多数行っている。

【キャスト】
《1年生》木村伊蕗  椙田航平  福島優菜  安田有里
《2年生》大瀬戸正宗 門田優花  小林明葉  田中まみ  藤村未佳  藤本友惟
《3年生》江島慶俊  太田奈緒  大平峻世  川畑菜美  白石英流  堀慎太郎  宮地真優
《4年生》綾舞乃   白井誠也  竹葉香里  橋本潤   三好樹里香

【スタッフ】
《ドラマトゥルク》栂﨑朝香
《演出助手》高橋祐菜
《舞台美術アドバイザー》カミイケタクヤ
《舞台美術アドバイザー補佐》武智奏子
《舞台美術》松下朋香
《照明アドバイザー》西山和宏(ミュウ・ライティング・オフィス)
《照明》長尾淳美
《音響アドバイザー》児島塁
《音響》北本正弥
《制作》稲垣真悠 木村朱里 平石克昌
《チラシデザイン》平石克昌

【日時】
2019年7月
10日(水)19:00~ ★
11日(木)19:00~
12日(金)19:00~
13日(土)17:00~ ★
14日(日)14:00~
※受付開始は開演の60分前、開場は開演の20分前
★終演後に木ノ下裕一氏と西村和宏氏によるアフタートークあり

【料金】
《予約》一般:1,000円 / 学生:500円
《当日》一般:1,200円 / 学生:600円
※学生の方は当日受付にて学籍を確認できる証明証のご提示をお願いいたします。
※未就学児童はご入場できません
※NSメンバー対象公演

【会場】
四国学院大学ノトススタジオ(香川県善通寺市文京町3-2-1)
善通寺駅から徒歩8分/善通寺ICから車で8分
※学内駐車場あり(1日300円)

【ご予約・お問い合わせ】
四国学院大学パフォーミング・アーツ研究所(SIPA)
TEL/FAX:0877-62-2324(平日10:00~18:00)
E-Mail:sipa@sg-u.ac.jp
※E-Mailにてご予約の方は【お名前・フリガナ・日時・券種・枚数】を明記してください。

・予約フォーム
SARPvol.16『平家物語REMASTER』予約フォーム

【協力】
シバイエンジン ノトスプロダクション 阪本麻郁 仙石桂子
四国学院大学パフォーミング・アーツ研究所(SIPA)

【主催】四国学院大学

【共催】内子町教育委員会