その「覚悟」に僕は敬意を表する・・・!

こんばんは!
すっかり暑くなって梅雨の気配も感じない最近ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

私事を言わせて頂ければ低気圧、摺り足、寒暖差で腰を痛めており、バイト中も痛みに耐えております。 

聞く話によると、腰や膝の痛みは体重や体格ではなく、内臓や三半規管の影響を大いに受けるそうで、医者からは
「早食いをしない、腹を冷やさない、生姜を食べろ」
と厳命されております。
皆様もどうかご慈愛下さい。

さて、前置きが長くなりましたが、皆様は常磐御前(ときわごぜん)という女性をご存知でしょうか?

この方は源義朝正室であり、幼名牛若丸、源義経の実母というお方です。義朝が平清盛に討たれてから三人の子供達を抱えて雪山を逃げました。しかし、途中で潜伏先を親戚に密告され、平家に捕まり子供達と母の無事を条件に平清盛の愛人となったとされています。没年は平家の大将である平宗盛の没後、1190年となっており、恐らく息子達に見送られた最期であったと考えられます。

武士が自らの武功や家を盛り上げるのに必死だった合戦の世は彼女にとってどう見えていたのでしょうか?

武士の家へ嫁ぎ夫は戦死、子供達を連れて逃げた先では身内の裏切り、最期には夫の仇に抱かれるという時代の荒波に巻き込まれた人物ですが、色んなIFを考えてしまう女性です。

もし、平和な世に生きていたら?もし、義朝が蜂起しなかったら?もし、逃げ切れていたら?

もし、子供達と一緒に居れたなら?

そんな世の無情を染々と感じる稽古です。

皆様も是非『平家物語リマスター』をご覧になり、世の無情に心を馳せてみてはいかがでしょうか?