それは、目に見えないもの

まずはじめに。

10月3日、今日という日を、SARP vol.18『星の祭に吹く風』初日を無事みんなで迎えられたこと。

心から嬉しく思います。

 

9月1日から開始した稽古。

久々のノトススタジオに胸を弾ませるも、稽古場の様子は全く変わってしまってました。

マスクをして接触も避けて、日々の検温や消毒。

多くの方の協力や支えがなければ私たちはここまで来ることができませんでした。

一人じゃ演劇はできないって、本当にそうだよなあと思う毎日でした。

このままこのまま千穐楽まで、何事もなく駆け抜けられるよう気を引き締めていきたいです。

 

 

 

では少しだけお話ししようと思います。

 

みなさんは、目に見えないものって信じますか?

私自身は割と信じてしまうほうですが、もちろん信じないよって方もいると思います。

 

そう言えばこの作品にも出てきます、目に見えないもの………風。

風って何か普通に受け入れちゃってますが、実際は目に見えてるわけではないですよね。

木が揺れている、雲が流れている、波が寄せている、そんな感じで何かを通して認識しているというのが本当のところだと思うのです。

 

人間関係も同じでしょうか。

その人だけだったら見えないような良いところ、悪いところ。

でも助け合い傷つけ合い、どこまでいっても人と人は関わり合うから、いつもは見えないものが見えてしまうし、浮き彫りになってくる。

それがたとえ見たくなかったものだとしても。

 

 

この作品の中でも風に似た人物が登場します。

でももしかしたらその人一人だと、そんな風には見えないかもしれないな、と。

その人物の周りの人を通して、風を感じるのかもしれないな、と。

そう考えたりもします。

 

風って何だろう、見えないけど見えるもの。

不思議なもの。

 

ぜひノトススタジオで見てください、風を。

 

 

余談ですが、今回の美術はその"風"が見えるように工夫されています。

そこも合わせて楽しんでいただければなあと思います。

 

 

 

それでは今回は、この辺りで。

 

お相手は二回生の福島優菜でした。

 

 

 

 

SARPvol.18『星の祭に吹く風』

作・演出 小池 竹見
脚本協力 TOHOKU Roots Project

 

 

出演

江島慶俊 大平峻世 白石英流 野久保弥恵 堀慎太郎
原田忠煕 吉本未佳
黒木麻絢 椙田航平 福島優菜 松下朋花 目黒眞子
岡田祐介 加藤優和 宮地友希乃

 

会場

四国学院大学ノトススタジオ

 

日程

2020年10月

3日(土)17:00
4日(日)14:00
5日(月)19:00
6日(火)19:00
※受付開始・開場は開演の30分前

 

本公演は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、観客席を減らしての上演となります。

 

公演詳細は下記よりご覧ください。

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