どれだけ遠くまで歩けば

 14歳、何か(もう忘れましたが)のお祝いで親にブーツを買って貰いました。母親に似た甲高の足に合うモノがなかなか見つからず、売り場の棚に積まれた段ボール箱を片っ端からひっくり返していたのを覚えています。

 半ばヤケになりながら選んだ一足、深緑と黒の、革製ショートブーツ。あの頃の僕にはカッコ良すぎました。でもさすがは14歳、イキがってなんぼですね。今こうして思い出すと、坊ちゃんそれは似合わないぞと笑えてきます。

 

 あれから6年。足の大きさは、甲高なのも含めてあの頃のままです。身長も、大して変わってません。髪と髭は伸びて、体重は減りました。顔は母親に、髭の生え方と笑い方は父親に似たそうです。色々あって、今はお芝居をしています。もとい、あのブーツを履いて舞台に立っています。靴紐を結び直すのにも随分慣れました。あれから、少しは遠くまで来れたのでしょうか。このブーツは、いつになったら足に馴染むのでしょうか。そんなことを思いながら、一日一歩、三日で三歩、歩いているつもりです。

 

  三日間の公演を終え、残すところあと一歩。千穐楽のみとなりました。これまでにご来場いただいた皆様方、どうもありがとうございました。そして本日お越しいただく皆様方、劇場でお待ちしております。

 

 ここだけの話、毎公演終わるたびに共演者の大平さんとプチ(?)反省会をしているのですが、今回ブログを書くにあたって、「みんな『風』の話してるから、なんか違う話したいよね」という流れになり、この度は私の『足元』の話にお付き合いいただいた次第です。さて、明日のブログはそんな大平さんの担当回、どんなお話が聞けるのか、乞うご期待です!

 

 ちなみに、今回のブログのタイトルは、RCサクセションの『風に吹かれて』の詞から拝借致しました。父親が大好きなバンドで、私の名前はもう少しで清志郎になっていたそうです。

 余談が過ぎましたね、ではでは私はこの辺で。本日の担当は、2回生の椙田(スギタ)でした。

 

どんとはれ!

 

 

 

 

 

SARPvol.18『星の祭に吹く風』

作・演出 小池竹見

脚本協力 TOHOKU Roots Project

 

出演

江島慶俊 大平峻世 白石英流 野久保弥恵 堀慎太郎

原田忠煕 吉本未佳

黒木麻絢 椙田航平 福島優菜 松下朋花 目黒眞子

岡田祐介 加藤優和 宮地友希乃

 

会場

四国学院大学ノトススタジオ

 

日程

2020年10月

3日(土)17:00 
4日(日)14:00
5日(月)19:00
6日(火)19:00

※受付開始・開場は開演の30分前

 

本公演は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、客席数を減らしての上演となります。

 

公演詳細は下記よりご覧ください。

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