私の同期たちの話

ご無沙汰しております。4回生の江島慶俊です。

 

「カガクするココロ」

作・演出:平田オリザ 絶賛稽古中。

 

4年間、ブログも何度も書かせていただいたのですが、もうすぐ卒業と言うこともあるので、稽古場や日常のことから趣向を変えて、今回は私の同期(出演者)の話を致します。演劇コース8期生の愉快な仲間たちを紹介するぜ、ですね。

 

A・Bチーム出演 大平峻世

彼とは何かと同じ作品に出演する機会が多く、また、インプロ劇団の同期でもあります。

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勤勉で、弁が立つ、賢く、後輩から慕われやすい印象。

芝居に取り組む際も、配役の心境や職業、生活様式などを自分に落とし込むため、毎日台本や参考資料とにらめっこをしています。「もうわっかんない。」と言いながらも熱心に真摯に役作りに没頭する姿は、見習わなければと思っています。

彼は落語サークルにも所属。私はよく部室に遊びに行き、ひたすら雑談して帰るというサークルにとっての迷惑行為を繰り返していましたが、大平君はいつも「いいよいいよ~」と温かく迎え入れてくれました。

去年、同じ舞台に出演した際に、衣装の為にスリーサイズを測る機会があったのですが、大平君と私のスリーサイズがほぼ一緒だったことには驚きました。身長も一緒ですし。(今はきっと違います。大平君、ドラマの撮影の為に筋トレ頑張ってたので。)

涼宮ハルヒの憂鬱」の大ファンで、語り出すと止まらなくなる習性を持っています。そっちは私は知らないのですが、「魔法少女まどかマギカ」の話題で一時期盛り上がっていました。多分その辺の時代のアニメが好きなんだと思います。

現在卒業後の進路で悩み中。「自分探しの旅でもしたら?」と提案したら「やだやだ。」と断られました。なんでや。

 

A・Bチーム出演 石英

エルと読みます。彼とはプライベートでの関わり合いはあまりないものの、子ども向けの作品ではよく共演しています。

彼はコンテンポラリーダンスに関心があるようで、ダンスの授業は絶対に履修していましたし、もう単位にならないのにダンスの授業に出席する、卒論テーマもダンスといった、ダンスに対し情熱を持った役者さんです。身体を使ったパフォーマンスには定評があり(演劇コース内で)、特に側転が綺麗。その綺麗さは、ダンスの先生にもう手を使う必要がないのではとコメントされた程です。

小柄で親しみやすい雰囲気なので、よく子ども向けのお芝居では動物の役に抜擢されています。イノシシやウサギ、フクロウなど、動物ならなんでも器用にこなします。お芝居中、子どもとコミュニケーションをとる彼の姿は人一倍輝いていますね。

歌が非常に上手(私は聴く機会があまりなかったのですが)。大学祭のカラオケ大会には毎回出場、毎回上順位に食い込む猛者。去年は残念ながら優勝できず悔しそうにしていましたが、もちろん優勝経験アリの強者。

料理は鉄板焼きが得意らしく、よくたこ焼きを後輩に振舞っているみたいです。今は新型コロナウイルスの影響で自粛しているそうで、さびしそうにしています。

こうして見ると個性的な魅力に溢れた人ですね。私もそうありたいものです。

 

A・Bチーム出演 堀慎太郎

ホリ、ホーリーと呼ばれています。彼ともことごとく共演することが多いですね。

彼はユーモアに溢れており、とにかく人当たりが良い、友達に一人は欲しい系の人。身長も高くガタイも良いので、第一印象は少し怖いかもしれませんが、(後輩にそう言われているのを聞くので)打ち解けると朗らかで優しく、情に厚く、親身に話を聞いてくれる、そんな人。親身すぎて、友人の誕生日に3万のサングラスをプレゼントするくせに自分の誕生日には何も言わないという、漢気満ちた性格。

芝居に対しては慎重に細かく取り組む役者。その大胆な演技とは真逆に、少しずつ構築を重ねていきます。少し崩れるとどっと凹み、それでも粘り強く自分の演技と向き合うことで演技を構成。「びゃあー!もぅいやだぁー!」と軽く幼児退行するほど凹むことも多いのですが、それでも台本は手放さないので、思わず応援したくなりますね。頭がパンクすると稽古中にフリーズしてしまいます。その時は演出家にガチで心配されていました。面白いですね。

「愛を知らぬ悲しき獣(ビースト)」という二つ名を抱えた彼。これは彼の大学生活に恋愛の機会がなく、また恋愛をしている役にキャスティングされた際、「愛ってなんだ?恋とは?人を好きになるって何?」と、ひどく悩むことが由縁。彼はとても良い人なので、きっといつか最適な女性とご縁があると思いますし、その懸命に「愛」を模索する姿こそ彼の魅力でもあるので、そのままでいいと思います。

いっぱい食べる姿が印象的ですが、何かにつけてこれはゼロカロリーなのだと自論を述べて食べます。一時期炭水化物を抜くダイエットを実践していましたが、いつの間にか普通に食べてます。しかし食い意地が張っているわけではなく、持っているお菓子をケータリングに置くような、慈愛も持っています。

現在は卒業後の進路に向けて、オーディション情報をこまめにチェックしているようです。是非ともご縁のある人々と出会ってほしいですね。

 

Aチーム出演 野久保弥恵

やえちというあだ名で親しまれています。

僕や友人をよくカフェや海に連れて行ってくれます。いきなり「~行かない?」と誘ってくれることもある、コミュ力抜群のフレンドリーな女性です。

彼女は何と言うか、脱力感のある演技が印象的です(客観的に見てそう感るだけで、本人にその気があるかは分かりませんが)。気張っていない、リラックスした状態から台詞を発し、空間に良い意味での違和感を持たせます。「カガクするココロ」の野久保さんにおいても、空間の流れを一度ストップさせるような、場にいる全員が「えっ?」と思うような、そんな役を演じています。

また、コンテンポラリーダンスにも関心があるようで、本学のスカラー生として京都に出向き、短期間滞在しワークショップを受ける程、ダンスに対し熱意を抱いています。よく学内のダンスワークショップを一緒に受講していたのですが、ダンスをしている彼女はとても楽しそうで、その時は共に踊っている私も楽しくなりました。

観客の想像力に委ねるような、抽象的で透明感のある舞台が好きみたいです。(間違っていたらごめんね)そういった舞台に出演したいと、各地方の舞台を観て回っていた彼女ですが、自分にぴったりはまる劇団と出会えたらしく、卒業後はそこでパフォーマーとして活動するみたいです。舞台観に行くねと言ったら、「来て来て-!」と元気いっぱいに応えてくれました。

よく楽屋で辛い物を食べています。彼女に関わらず、女性は辛いもの好きが多い気がしますが、なぜでしょうか。蒙古タンメン?をよく食べている姿が確認できます。私は辛いものが苦手なので、赤いパッケージを見ただけでも舌が少し痛くなります。なので彼女の辛い物好きには尊敬します。食べませんけども。

げっ歯類が苦手で、その理由は「中学生の頃、ストレスが溜まりすぎるとネズミの幻覚が見えていたから(?)」。ハムスター大好きな私とはその点のみ馬が合いません。最初、知らずにハムスターの画像を見せた時は「ひぃぃ」と怯えていました。

 

 

 

以上!

書きながら、4年間の彼らとの思い出が蘇ってきて、しみじみとしました。

卒業後、恐らくバラバラに活動すると思うのですが、演劇の世界は広くて狭いです、舞台に関わっていれば、きっとどこかでまた一緒に活動する日が来ると思います。それが今の様な良好な関係のままとは言い切れないのですが…

以上同期たちと創作する「カガクするココロ」、私も学内で役者として関わるのは今回が最後の作品です。4年間を過ごしたこの場所に何かを残せるよう、今後も励んでまいりますので、応援の程、よろしくお願いいたします。

今後とも、当ブログをご贔屓に。

それでは。

 

江島慶俊

 

 

四国学院大学+青年団『カガクするココロ』
作・演出:平田オリザ

 

【あらすじ】

某国立大学の生物学研究室。

ここでは、類人猿の成長過程を操作し、猿を人間に進化させるという壮大なプロジェクト「ネアンデルタール作戦」が準備されている。この研究室に集められた様々な分野の研究者、学部学生などによって遺伝子操作や分子化学の話題が繰り広げられる中、恋愛、就職、失恋による自殺未遂、結婚など様々な人間関係が展開していく。生命倫理という壮大な問題を抱えつつ、実生活のだらしなさが渾然一体となって、漂流していく物語。そこには現代社会を生きる若者の群像が鮮やかに描かれる。


【キャスト】

〈A〉
江島慶俊 大平峻世 白石英流 野久保弥恵 堀慎太郎
大瀬戸正宗 小林明葉 黒木麻絢 
椙田航平 福島優菜 安田有里
岡田祐介 加藤優和 森帆加
西風生子(青年団) 西村由花(青年団)

 

〈B〉
江島慶俊 大平峻世 白石英流 堀慎太郎
大瀬戸正宗 小林明葉 田中まみ 吉本未佳
木村伊蕗 椙田航平 中越唯菜 
服部陽菜 福島優菜 目黒眞子
石渡愛(青年団) 南風盛もえ(青年団)

 


【日程】

2021年1月

27日(水) 19:00~ A

28日(木) 19:00~ B

29日(金) 19:00~ A

30日(土) 14:00~ B / 19:00~ A

31日(日) 14:00~ B

※受付開始・開場は開演の45分前

 

【料金】 ※予約のみ販売

一般:1,000円 / 学生:500円

※学生の方は当日受付にて学籍を確認できる証明証のご提示をお願いいたします。

※未就学児童はご入場できません

※NSメンバー対象公演

 

【会場】

四国学院大学ノトススタジオ(香川県善通寺市文京町3-2-1)

 

 

本公演は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、客席を減らしての上演となります。観劇をご希望お客様はお早めにご予約ください。

 

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