おはようございます。
演劇コース8期生の大平峻世です。
片山のブログにあったように、先日劇場入りしました。美術も照明も音響もあらかた完成し、もうすぐ『あいまいな死よ来たれ』の初日を迎えます。公演前特有の高揚感や焦りや不安のせいか、今朝は目覚めが最悪でした。こんちきしょー。
本公演で僕はマクダフというファイフ領の貴族を演じます。
彼は「英雄的男性像」という言葉で語られたりする人なのですが、改めて、男性に求められるものってなんなんでしょうか。
時代によってそりゃあまあ異なるんでしょうけども、今だったら、健康的とか??
でもそれって人間規模で備わってたら嬉しいもので、特に男性という性に限って求めているようなものではない気がします。
時代の流れのなかで現在は、女性の人権について考える機会が過去に比べて多くなってきました。その中で僕は男性の視点で「男とは?」という問いに、思い返せばずーっと縛られてきました。
「女の子に優しくしなさい」と母に言われてきました。がんばって優しく努めました。結果無理したぶん男の子に冷たくなりました。
「男は強くなければいけない」と父に言われてきました。部活で空手を始めました。授業の柔道も結構がんばりました。楽しかったけど、特に答えは出ませんでした。
「男は言葉じゃなくて行動で示せ」と漫画か何かで読みました。黙々と行動することで作業効率は上がりましたが、周りからは打ち解けにくい相手としてのレッテルを貼られることも結構ありました。
「大人の男は品が必要」と雑誌で読みました。たしかに!と読んだときは思ったんですけど、これもよく考えれば男性に限った話じゃありませんでした。
結局今も答えはわかりません。
概念的な「男」ってなんなんでしょうか。概念的な「女」はもっとわかんないってことはわかってます。
二元論で探っていくこと自体がナンセンスな可能性もありますし、多くの需要が「そりゃお前、男女関係なく人間規模でそうだろ」っていう事ばかりな気がします。
…………………
人間に求められるものってなんなんでしょうか?
冗談です。笑
しかし最近思うのは、「英雄的男性」というのはもしかしたら「英雄のような」男性ではなくて、「英雄」的な要素を周りから求められてきただけの1人の男性かもしれないということです。
明日、初日です。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
8期生卒業公演『あいまいな死よ来たれ』にどうかご期待ください。
四国学院大学 身体表現と舞台芸術マネジメント・メジャー 8期生卒業公演
『あいまいな死よ来たれ』
原作:W・シェイクスピア / 脚色・演出:江島慶俊
出演:四国学院大学演劇コース8期生
●出演者
有光慧 太田奈緒 大平峻世 片山愛梨 北川叶未 白石英流 中島桜子 藤村佳澄 古谷文 堀慎太郎
●日時
2021年2月
25日(木)19:00
26日(金)19:00
27日(土)14:00/19:00
28日(日)14:00
*受付開始・開場は上演の30分前
●料金(日時指定・自由席)
一般 1,000円
大学生以下 500円
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、予約券のみの販売となります。
※学生の方は学籍を確認できる証明書をご提示ください。
※未就学児童はご入場できません。
※NSメンバー対象公演
●会場
四国学院大学ノトススタジオ(香川県善通寺市文京町3-2-1)
※善通寺駅から徒歩8分、善通寺ICから車で8分
※学内駐車場あり(1日300円)
●スタッフ
演出助手:目黒眞子(2年)
舞台監督:中村知佳都
舞台監督補佐:大瀬戸正宗(3年)
照明:栂﨑朝香(2年)
音響:福島優菜(2年)
制作:稲垣真悠(3年) 田中まみ(3年) 中越唯菜(2年) 安田有里(2年)
チラシデザイン:古谷文(4年) 中越唯菜(2年)
衣装:藤村佳澄(4年)
協力:シバイエンジン ノトスプロダクション 四国学院大学パフォーミング・アーツ研究所(SIPA)
本公演は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、客席を減らしての上演となります。
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