じっくりコト言葉

ブログをご覧になっている皆様、こんにちは。

突然ですが、

 

ああ言えばよかったな、こう言えばよかった・・・

どうしてあんなことを・・・

 

という風に、自分の発言を後々思い返してはめそめそしてしまうこと、ありませんか?

 

ご挨拶が遅れました、4回生の山西伶奈です。

前述した通り、私は言った後に後悔する質でして、毎度の事ながら言葉の重みや大切さを身に染みて感じているのですが、『義経記 REMASTER』の語り役になったことでより一層、「言葉」が持つ魅力について考えるようになりました。そこで今回は、私が面白いな〜、いいな〜と感じた言葉の魅力ベスト3をご紹介しようと思います。

なんだか長くなりそうな気配がしますね・・・お茶とお饅頭の準備必須ですよ。

それでは参りましょう。

 

デデン!

 

私が面白いと感じた言葉の魅力その1

心地好い音は、読んでいても聞いていても、気持ちがいい!

 

・・・どういう事だ? って思いましたよね。例えば俳句の五・七・五。読んでいても聞いていても苦にならない、すっきりした形です。たとえ五・七・五で区切れない台詞でも、区切る箇所や間の置き方などによって、良くも悪くも与える印象を変えることができます。面白いですね。

義経記 REMASTER』では、古語や現代語、それらが混ざったような台詞が出てくるのですが、どう工夫すればお客さんの耳に心地好く聞こえるのだろうかと、たくさん悩みました。

 

では、次。

ドドン!

 

私が面白いと感じた言葉の魅力その2

言葉の「遊び」。

 

これは見たまんまの、言葉遊びのことです。簡単な例だとダジャレがありますね。今回の劇中にもありました。観劇してくださった皆様は、お気づきになりましたか? 稽古前や休憩中にも、ダジャレが飛び交うことが何度かありましたが、喜んでいるのはいつも私だけでした・・・

 

そして最後。

ババン!

 

私が面白いと感じた言葉の魅力その3

言ったことは本当(本物)になる!

 

「言霊」ってやつですね。暑い時に逆に「寒い」と口に出してみる。すると、あら不思議。少し涼しくなってきたような〜みたいな感じです・・・え、違う?

語り役のお仕事としては、この「言霊」が非常に大切だと私は考えています。と言うのも、本来は目に見えていない風景を、言葉だけでお客さんに伝えなければならない。つまり、言葉でお客さんの想像を掻き立て、あたかもそこに何かがあると思わせる必要があります。そのためには、自分が言う言葉の意味を全て理解して、自分自身にもその風景が見えていなければなりません。監修・補綴の木ノ下さんにも、演出の西村先生にも、たくさんアドバイスをいただきました。

 

以上、長くなってしまいましたが、この場をお借りして、ご来場いただきました皆様、キャスト・スタッフの皆様、今回の公演に携わってくださった全ての方々に、感謝を申し上げて終わろうと思います。

本当にありがとうございました。

 

それではまた、いつか。