【13期生卒公】Part4「遠い遠いカブキリン」

気がつけば2月も後半。
まだ空気はひんやりしていますが、どこかに春の匂いを感じる今日この頃です。
私の方は大学も年度終わりに差し掛かり、レポート提出やテストなどやらなければいけないことに追われています(笑)
皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回ブログを担当しますのはこのわたくし、「遠い遠いカブキリン」チームの演出助手、1回生の種原大悟です。
さぁさぁ、とうとう開幕まで5日をきりました!

 「遠い遠いカブキリン」 カブキリン、ん?カブキリンってなんだ?…と思ったそこのあなた、正解です。
 カブキリンとはーーーーキリンの顔に歌舞伎の模様を描いたお面。
それはまだ幼き小学校3、4年生の頃の関口先輩が図工の時間に作りました。休み時間も放課後も教室に残って、情熱を注ぎ込み作り上げたお面です。先輩は今でも、それを「人生最高傑作」と言います。
 でも、今はどうでしょう。スマホひとつで何でも楽しめてしまう時代、かつてのように一つのことへ情熱を注ぎきれない自分がいる。大好きなはずのダンスにも、どこか本気で向き合いきれない。
 よし、だったらもう一度、カブキリンを作ろう。 遠い遠い記憶を頼りに、時間をかけて、もう一度。
 再び作られたカブキリン。それは情熱の再スタート!
 今回の作品は、関口先輩にとって初めての「仮面をつけて踊る」挑戦でもあります。
 でも、稽古が進むにつれて変化が起きます。
「もっと身体で遊べるんじゃないか?」
そこから焦点は、“記憶”そのものよりも、 仮面が放つエネルギーと、身体そのものへ。
 カブキリンをかぶった瞬間、 晴さんの身体はぐっと自由になる。跳ねる。弾ける。爆ぜる。晴先輩のハツラツとしたエネルギーが、舞台を駆け回ります!!

 日々の稽古をひと言で言うならーーーー
 実験の繰り返し。破壊と再構築の繰り返し。
昨日まで「これだ!」と思っていたものを、今日あっさり壊す。さっき生まれた動きを、数時間後には解体する。そしてまた、組み立てる。

 僕は演出助手として、毎日晴さんのダンスを見ています。踊る身体をじっと観察しながら、「今の動き、世界にたった今産まれてきた赤ちゃんみたいでした!」「トイレットペーパーでバトミントンのコート作ってみるのはどうですか?」「大根と一緒にワルツを踊ってみて下さい。」
 などなど、思いついたことをどんどん投げます。正直、ときどき自分でも「何言ってるんだ?」と思うような提案もあります。でも、晴先輩のすごいところは、その意見をそのまま受け取らないところ。
いったん自分の中で咀嚼して、なぜか想像の斜め上をいく形で、ちゃんと“ダンス”に変換してしまう。
「そうなる!?」「え、そこまでいく!?」
と、稽古場で一番驚いているのは、たぶん僕です(笑)
 仮面をつけた身体は、毎日少しずつ変わっていきます。稽古場は、今日も更新中。そして僕自身も、
毎日、新しい景色を見せてもらっています。

 この作品の魅力は、なんと言っても「仮面」です。仮面をつけた瞬間、そこにいるのはもう“人”ではないように見えてくる。顔が隠れているはずなのに、むしろ感情がむき出しになっているようにも感じられる。不思議ですよね。

 気持ち悪いのに愛らしい。怖いのにチャーミング。
そんな矛盾をぜんぶ抱えた存在が、舞台の上を自由に動き回ります。
 そして、舞台の最後には“ビッグ”な演出も待っています。
 それが何かは、ぜひ劇場で確かめてください。
きっと、最後の瞬間まで目が離せないはずです。

 

 

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