お初にお目にかかります。
一回生の京谷朋です。
春に入学してから、足早と季節は過ぎ去り、気付いたら冬、12月となってまいりました。
空気が乾き、空が高く、稽古終わりに夜空の星々が爛々と輝いているのを観るのが最近の楽しみになりつつあります。
私は、今回の公演が初舞台でして、右も左も分からず終い。稽古も色々学ぶ事が多く、日々先輩方や演出の山内さんにご指導いただいております。本当に有難い限りです。
稽古には新しい事が溢れており、発見と学びの毎日です。
さて、御託が長過ぎるのは良くないですね。
今回の公演は『サナトリウム』が舞台となっております。私はどうやら健康良児らしく、入院や手術、はたまた骨折すらした事が無いので、医療機関と関わりが薄く、余りイメージが掴みづらいのが痛手でした。
療養所や病院には、『生と死』が色濃く存在する場所だと勝手ながら思っております。
建物は、無機質な白い部屋、人工的な薬品の香り、全てが生を余り感じない造りだなぁと。しかし、その中で確かに命が生きていて、日々闘っている。その人達は、もしかしたら、明日死ぬかもしれない。でも、物凄く強い『生』を放っている。不思議な場所…。
『人生を謳歌する』とは一体何なのでしょうか。『死ぬ』とは…。
過ぎ去る季節の如く、『死』はすぐそこまで来ているかもしれません。私達は、それを理解しつつも、実感せずに今日を生きるのでしょう。生を、人生を謳歌する。多分、こういう事なんだろうなぁと愚考しております。
風が立った。
皆さんはどうしますか?
懸命に、今を、生きますか?
風は何も知らせずに吹きます。
季節は目まぐるしく変わっております。
生きたいか、いや…この先は皆さんの御考えにお任せ致します。
十人十色と言いますし。
閑話休題。
本番まで、後1週間を切りました。
座組の皆さん、私含め、日々精進しております。
今回の公演で、少しでも『生と死』を、見に来ていただいた方々に感じてもらえる様に…。
何か、心にも残る物を届けられれば幸いです。
以上、拙い文章で失礼致しました。
一回生の京谷でした。
アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(SARP)vol.19
『S高原から』
出演
江島慶俊 太田奈緒 大平峻世 野久保弥恵 堀慎太郎
稲垣真悠 大瀬戸正宗 川畑菜美 吉本美佳
木村伊蕗 椙田航平 福島優菜 松下朋花 安田有里
京谷朋 福家雄介
会場
四国学院大学ノトススタジオ
日程
2020年12月
17日(木)19:00
18日(金)19:00
19日(土)14:00
20日(日)14:00
※受付開始は開演の40分前、開場は開演の30分前
チケット料金
一般 1,000円 四国学院大学生 500円 大学生以下 500円
※学生の方は当日受付にて学生証をご提示ください。
※未就学児はご入場できません。
※NSメンバー対象公演
本公演は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、客席を減らしての上演となります。観劇をご希望お客様はお早めにご予約ください。
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