推し、教えて

また、ここでブログをしたためる日が来るとは、、、。
どうも、3年ぶりでしょうか?
卒業生、演劇コース6期生の池田友里です。
今回記念すべきSARP20回目ということで卒業生もオーディション参加していいよとやってきた次第です。

もう、義経記の稽古が始まって2週間はたった頃でしょうか。『平家物語 Performance』の稽古も含めれば一ヶ月経ちました。
自称人見知りの池田も優しい在校生のおかげでお話もできるようになり、まるで自分も大学生に戻ったような心地でいます。
というか、社会人の自覚はもともとなかったのでは??という心の声もありますが無視します!

最近は、義経記について深めるために本の虫のようにみんな資料にかじりついています。
ところで、平家物語は語り物と言われています。
では、義経記はなんでしょう。










はい!読み物と言われているそうです。
その名の通り読んでいるのが楽しくて500ページほどある一冊を休憩無しで読み終えました。
あれ、この『読み物』と言われているっていうのは出典どこだっけ、、、。
やばい、引用元がはっきりしないのにブログに書いて読者の皆さんに信憑性の低い知識を与えるところだった。
悔しいので、出典は私ということにしてください。

※この一連は義経記リサーチのプレゼン大会にて出典元はどこなのかを明確にしないといけないことを思い知らされた名残のものです。学生の中でなんともないものにでも「それの出典なに?」というブームが来ています。それに対し、「出典は私です」と行ってみたい衝動がこのブログにて発動してしまいました、、、。

話は戻りまして、読み物として面白い義経記。これは歴史が苦手な人でも楽しんで歴史を学べる作品なのでは!?と思ったのです。
平家物語 Performance』は四国学院大学に入学してたった2〜4日目そこらのピチピチの新入生に見てもらいました。
ちょっと前まで高校生だった人たち。
テストのためだけに名前や年号を覚えるのは大変だけど、物語として読めば自然と頭に入ってくるものです。
それがさらに舞台になると役者が肉付けして上手くいけばその人物がそこに生きているようにみえる。

実は、実際にいたとされる人物を演じるのは初めてだったので改めて自分の想像力だけでなく参考資料の大切さを知りました。

観た人に『教科書に載っている人』という文字の並びだけではない血肉を感じさせ、この人も数百年前は私達と同じように生きていたのだと体感してもらう作品になればいいなあというのが目標であります。
また、歴史が大好きなんだ!という方が見ても納得のいくものにしたいです。

ところで、『義経記』といっても輝いているのは義経だけではありません。
みなさんご存知であろう弁慶や座組内で実はファンの多かった佐藤忠信などなど、いわゆる推しが生まれるわけです。
ここで、わたしの推しでも紹介しておきます。

それは、『義経記』ではヒール役とされているだろう梶原景時
戦の戦法で義経と対立し、頼朝に義経の悪評を伝えたとされてよい印象を与えない描かれ方をしている彼。
何が好きかというと、やはり逆艪の論争でしょう。義経は撤退は視野に入れてないから逆艪は付けずに一気に平家に追いつきたい。景時は良き大将は安全も考えて行動するものだという。
その結果、天候が義経を味方し3日かかるところを1日で移動でき平家に圧勝するのである。景時が来たときには決着がついてしまっていたのだ、、、。

このときの!!景時のぐぬぬという顔がやすやすと思い浮かぶ感じがたまらなく好きなのであります。
私としては景時のいうことはもっともだし、義経が防風で速かったのは運じゃん!!と思ってしまいます。
このシーンは景時と一緒にぐぬぬとするのがおすすめです。

それでは、みなさんも推しメン見つけてくださいね!
それでは本番にてお会いしましょう。